マルトでも採用率の高いガス乾燥機乾太くん。
採用に至らなかったとしても、若い世代の施主様の場合は一度は検討されているくらい人気の乾燥機になります。
この記事ではこれから家を建てる方に向けて、乾太くんについてご紹介します。
乾太くん 設置条件

現在お住まいの家に導入したい、あるいはマンションに導入したいという場合は、以下のサイトから置けるかどうかの診断をしてみてください!
都市ガス、あるいはプロパンガスを導入する予定がある
これは言わずもがなですね
仮に給湯器やコンロを電気にしたとしても、乾太くん のためにガスを引いてください
乾太くん を置くスペースがある
乾太くん のサイズはデラックス9キロで、H67.1×W65.3×D67.4cmとなります。
採用したい乾太くん のサイズの確認をしておきましょう
省スペースにしたい場合は洗濯機の上に設置するという手もありますが、出来れば避けたいところです。
理由は後述しますが、推奨は横並びの設置です
乾太くん の配管を通すだけの天井高がある?
乾太くん は排湿用の配管が必要です。
外壁に接して配置しない場合などは天井裏を通す場合などもあるので、そのスペースを確保できるようにしましょう
外壁に接していても天井高が足りない場合は、設置する部屋のみ天井高を上げる場合もあります。
乾太くん 設置場所いろいろ

乾太くん は乾燥機ですから、洗濯機とセットで考えるのがいいですね。
洗濯機+乾太くん をどこに置くか?
衣類を脱ぐ→洗濯する→乾かす→片付ける
これが洗濯に関する一連の動作になります
すべての動作を1か所、あるいはごく近くで行えることが日々の暮らしを快適にしてくれます。
逆にいうと、それらの場所がばらばらにあると日々の暮らしにストレスが溜まりますね。
以下にどこに設置するかによるメリット、デメリットを挙げてみました。
脱衣室に洗濯機と乾太くん +洗面台を置く

所謂1坪サイズ(2畳程度)の洗面脱衣室です。
洗濯機の上に乾太くんを設置します。
メリット:省スペースである
デメリット1:乾太くん の設置位置が高くなる。
デメリット2:狭くて室内用の物干しスペースを確保しづらい。(外干しがメインであっても室内干しのスペースは確保しましょう)
室内干しについてのブログはこちら
脱衣室に洗濯機と乾太くん+洗面台 と室内干しスペースを作る

3畳程度のランドリーです。
脱衣室と洗濯室、室内干し(仮干し含)を兼ねています。
メリット:同じ場所で干すことが出来る。外干しであってもここで仮干しの準備が出来る
デメリット:お風呂を使う際に洗濯物が邪魔になる場合がある
ランドリールームを作り、洗濯機と乾太くん と物干しスペースを作る

2畳程度の大きさです。
外干し用にウッドデッキにもそのまま出られる動線です。
また、通路を挟んで向かいがWICになります。
メリット:独立した部屋なのでお風呂の利用など関係なく使える
デメリット:独立した部屋にするためスペースが必要(家が大きくなるor他の場所が狭くなる)
ランドリー内にファミリークローゼットを作る

お風呂、洗濯脱衣、洗面、WICとつながります。
WIC側の建具は玄関に、脱衣側はリビングにつながる回遊動線です。
メリット:片付けるまでの一連の作業が1か所で出来る
デメリット:ファミクロ内で着替えをする場合、家族がかち合う場合がある
ランドリー近くにファミリークローゼットを作る

廊下を挟んでランドリーとWICが真向かいにあります。
ランドリーで室内干し+乾燥機で仕上げ、そのままWICに運べます。
メリット:独立した部屋なのでかち合うことなく使える
デメリット:独立した部屋にするためスペースが必要(家が大きくなるor他の場所が狭くなる)
洗面台はどこに設置?

乾太くん の設置場所と合わせて考えたいのが、洗面台の設置場所です。
前章で乾太くん の設置場所をいろいろご紹介しましたが、洗面台と洗濯機は必ずしも同じ場所にはありませんでした。
では、どこに置くのが良いのでしょうか?
今、洗面台の設置場所として多いのが
1 脱衣室
2 ランドリールーム
3 玄関からリビングまでの動線上(通路など)
があります
設置場所を決めるのに大切なことは、洗面台をいつどこで誰が使うのか?をよく考えることです。
顔を洗ったり歯磨きをするのが一般的ですが、それらの行為をいつするのか?
例えば夜歯磨きするときに誰かがお風呂を使う可能性が高ければ、脱衣室に置くのはやめた方が良いかもしれません。
また、洗濯前の予洗いを洗面台ですることが多ければ、洗濯機の近くが便利です。
あるいは本格的に汚れ物を洗うならスロップシンクを別で採用する方が良いかもしれません。
帰宅時の手洗いや来客時の手洗いを考えると、廊下などの動線上に置いた方が良いかもしれません。
手洗いはトイレの手洗いと兼ねられるのであれば、手洗い鉢を動線上に置くという方法もあります。


洗面台は洗濯とのかかわりが深いものです。
乾太くん の設置場所と合わせて、洗面台の設置場所も良く考えましょう!
乾太くん 設置で気を付けること

上記の画像はリンナイ推奨品の、乾太くん 専用の設置台になります。
高さに注目して欲しいのですが、専用台の上端で1480mmで小柄な女性ならほぼ身長サイズになります。身長が160センチあっても乾太くん の中の物を取り出すのは取り出しにくいかもしれません。
縦型洗濯機はふたを本体上部で開けるため、(ふたが二つ折りにならないものもある)どうしても高さに余裕が必要です。(ドラム式もフィルターが上部にあるものがあります)
設置スペースに余裕がない場合はこういった置き方は便利です。
ご自分の身長でよくシュミレーションしてみる、あるいは踏み台を利用するなど事前に対策をしておきたいですね。
乾太くん 造作設置例
以下は乾太くん の設置台を造作で造った弊社の主な施工例です。
1 華奢な脚を使った造作台

脱衣室に設置しています
乾太くん を支えている脚は、照明や表札などをお願いしているアトリエキーメンでオーダーしました。
乾太くん の下に縦型の洗濯機が入るので高さは高めになります。
2 シンプルな箱型で造った造作台

脱衣室に設置しています。
洗濯機と横並びに置きます。
乾太くん の下は棚ではなく、洗濯籠が入ります
壁にはタオル用のニッチを設けました。
3 ランドリーが隣接した造り

乾太くん 写っていないのですが、洗面の写真手前にあります
脱衣室の横に干す専用のランドリールームを設けました。
4 乾太くん を入れる箱型の設置台

洗面脱衣室に室内干しのスペースを設けました
通路を挟んで向かい側の部屋がファミリークローゼットです
5 ファミクロまで緩やかにつながったランドリー型

脱衣室とWICと一緒にしました
奥からお風呂、洗濯、物干し、洗面台、WICと並んでいます
乾太くん 市販の設置台
こちらではリンナイでも紹介されている。、乾太くん の専用台を使った設置例です

リンナイの専用台を使って洗濯機の上に設置します
下はリンナイの専用台のバリエーションになります



乾太くん 導入のまとめ

乾太くん は既存の住宅でも導入は可能ですが、
ガスを新たに引く
壁に穴を開けなければいけない
というハードルがあります
特に最近の高気密高断熱の住宅であると、簡単に壁に穴を開けましょう、という話ではすみません
そのため家を新築されるなら、是非そのタイミングで導入するか否かを決めておきたいものです
乾太くん のブランドサイトはこちら
乾太くん 関連ブログはこちら



