滋賀の工務店が国産無垢の床材をまじめに推すブログ
住宅の床材についての基本の知識はまずこちらから そもそも論ですが、皆さんは無垢の床材を正しく理解…
玄関ドアの断熱性能は高断熱高気密の家にとってとても大切です。
最低限選んでおきたい仕様や、人気の引き戸についても書きました
何より玄関ドアは家の外観デザインにも大きな影響があります。
ここは慎重に選べるように、まとめてみました。
上の画像は弊社の施工途中のもので、玄関土間部分になります。
断熱材を敷き詰めたら土間打ちをし(工事途中です)、タイルなどで仕上げます。
床下断熱でも基礎断熱でも同じです。
この土間部分の断熱がされていないと、いくら玄関ドアを良いものを選んでも意味がありません。
土間から冷気が侵入し、不快な室内環境になってしまいます。
ただ、実はこれは義務ではないので、念のため確認されることをお勧めします。
上の画像は熱の移動を表したものです。
このように熱の移動は窓や外部ドアなどの開口部からがほとんどです。
では、断熱性能の高い玄関ドアにはどんなものがあるのか?
主に木製ドアと鋼板(金属)に化粧シート(一部天然木)を貼ったドアがあります。
木製ドアは一般の方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、実は木製サッシと同じく断熱効果の高いものです。
編集中
本物の木で出来ていますから質感などはやはりいいと思います。
ただ、木製なのでやはり色は変化していきますし、メンテナンスも必要になってきます。
再塗装などをご自分で楽しんで出来る方には、是非お勧めしたいドアになります。
引用元 ユダ木工株式会社
こちらの会社は木製のドアやサッシを古くから作られている広島の会社です。
玄関ドアもいくつかシリーズがあるのですが、その中のMIYAMA桧超断熱TSというドアは熱貫流率が0.82※という性能が出ていました。
※熱貫流率(U値)とは性能を表す数値で、小さいほど性能が良い
引用元 株式会社イマガワ
こちらの会社は国産のヒノキや杉で主に室内建具を作っている岡山の会社です。
最近玄関ドアも開発されました。
こちらの熱貫流率は1.38となっています。
ドアハンドルなどは変更出来そうです。
引用元 ガデリウス・インダストリー
弊社ではまだ使ったことがないのですが、とてもおすすめの木製玄関ドアです。
スウェーデンの会社で作られているものですが、日本にも支社があるので国内在庫もあり、何かあったときは対応もして頂けそうです。
こちらの木製ドアもとても性能が良く、ガラスが入っていないタイプですと熱貫流率は0.77となります。弊社でも是非採用していきたいと考えています。
一般の方がよく目にされるのは、こちらの鋼板(金属)に化粧シート(一部天然木)を貼ったドアになると思います。
有名な大手メーカーではYKKapやLIXIL(旧トステム)が双璧でしょう。
シート貼りとはいってもとてもよく出来ていて、見学会などでは「本物の木ですか?」とお客様に尋ねられます。
どのような構造になっているのか、YKKap様の画像をお借りして見てみましょう。
これはYKKapのヴェーナートD30(D2仕様)という中位グレードの断熱玄関ドアです。
熱貫流率はこのドアで2.33とあります。
ドア本体の中に断熱材が入っているのがお分かりいただけると思います。
こちらは「プロント」というアルミ製玄関ドアになります。
見ての通り断熱材は入っていません。
高断熱の家でこのドアが採用されることはあり得ませんが、建売やローコスト系ではありそうです。
引用元 YKKAP株式会社
YKKの玄関ドアで一番グレードの高いシリーズがイノベストD70、こちらで熱貫流率0.90になります。
D70は面材がシートではなく天然木になるので、色の変化があり再塗装も出来ます。
本物の木を使っているのと、デザインがすっきりしているのでとてもカッコいいドアだと思います。
D50のシリーズからは面材がシートになります。
イノベストの下位グレードが前述したヴェナートD30となり、D2,D3,D4とグレードが分かれています。
面材にシートを使った商品はデザインや色が非常に豊富です。
引用元 株式会社LIXIL
LIXILの中で上位グレードはグランデル2というシリーズになります。
グランデルの中にもハイグレードとスタンダードのグレードがあり、名前の通りハイグレードが上位グレードになります。
この違いは樹脂枠を使っているかどうかの違いのようです。
このハイグレードで熱貫流率0.89となっています。
グランデルの下位グレードがジエスタ2というシリーズでK2とK4というグレードに分かれています。
K2グレードで熱貫流率が2.33とあり、ちょうどYKKのヴェナートD2と同じですね。
実は玄関ドアは家を建てるのに必要な物の中でも、高額な部類に入ります。
また、玄関は常時とどまる場所でもないので、リビングや寝室の窓ほど性能は気にしなくても良いのかもしれません。
そうは言っても家全体の性能のことを考えると、最低クリアしたいレベルはあります。
滋賀県の5地域にある弊社ではYKKのヴェナートD2仕様をよく使っています。
このあたりは最低押さえておきたいグレードと考えています。
下は関連記事です。
正直言ってYKKとLIXILの熱貫流率は同グレードであればさほど変わりはないし、予算とデザインで選んでよいと思います。
その中でいえば天然木を面材に使っている、YKKのイノベストD70は特別なものになるかもしれません。高額ですが。
ほとんどの工務店では玄関ドアと窓のメーカーをそろえるかと思うので、ドアだけでなく窓のことも気にしといたほうがいいですね。
特徴的なことでいえば、YKKは樹脂窓(複合窓ありますが)がメインですし、LIXILはアルミ/樹脂の複合窓がメインです。(樹脂窓ありますが)
それぞれの性能やデザインを比べてみることをお勧めします。
木製玄関ドアを選ぶ場合は、窓のことは気にしなくても構いません。
予算に余裕があれば木製玄関ドアは是非オススメしたいところです。
ここまで玄関ドアのことをずっと書いてきましたが、玄関引き戸はどうなのでしょうか?
実は引き戸はドアに比べて形状がどうしても高断熱向きではありません。
それでも木製引き戸は良い数値を出しています。
上の画像は弊社の施工例で、ユダ木工の木製玄関引き戸になります。
こちらで熱貫流率1.92となっています。
大手メーカーではYKKが2020年5月発売予定で新しく発売するようです。
断熱スライディングドア 「コンコードS30」という商品です。
断熱タイプ袖付き枠で、熱貫流率2.06となっています。
引き戸は若い方にもとても人気で、断熱性の良いものが出来てうれしく思います。
家全体のバランスを考えて、玄関ドアや引き戸を選んでくださいね。
玄関ドアを吟味するように、窓も吟味して下さい
・・・・・見学会のご案内・・・・・
日時:12月15日(日) 9時~17時
場所:滋賀県竜王町
1日限定の平屋の完成見学会となります。
先着順の予約制のため、お早めにお申し込みください。
すでにお申込みいただける時間帯に制限が出ています。
ご希望のお時間に予約が入らない方は、別途ご案内できるか調整いたしますので備考欄にその旨ご記入ください。
お申込み頂いた方には詳細をお送りします。
夫婦二人暮らしにとってはちょうどいい、コンパクトにまとめられた平屋の家になりました。
素材は長持ちする物を使い、断熱や気密も高性能な家は、終の棲家としての役目を終えれば誰かに引き継げる家になります。
使い捨てではない家にしたからこそ、安心して暮らせる終の棲家と言えます。
造作で造ったキッチンカウンターにはアクセントの板壁を貼って空間に彩りを添えました。
コンパクトな間取りですがトイレや脱衣室は大きくとりました。
いづれ介助が必要になった時も、動きやすい大きさを確保しました。
交通量の多い道路沿いに建っていますが、トリプルガラスのサッシを使うことで防音と断熱性能が高まりました。
● 瓦屋根、天竜焼杉外壁など、将来にわたってメンテナンス費用の負担が低い素材を選びました。
● 経年変化が楽しみな桧の床や杉の天井。
● YKK APW430 トリプルガラス
● 耐震等級3(許容応力度計算)の安心 地震保険も割安になります
● C値0.98(弊社平均よりも高い値の訳はご説明します)
● ua値0.39 断熱等級6
● ホウ酸でのシロアリ対策
● 平屋が欲しいけどコンパクトな間取りのサイズ感が知りたい人
● 小さくても素敵な家が欲しい人もサイズ感を知るにはいい機会です
● 相続で子供たちの負担にならない終の棲家を建てたいと考えている人
● 建ててからお金がかからない、メンテナンスの少ない家が欲しい人
日時:12月15日(日) 9時~17時
場所:滋賀県竜王町
1日限定の平屋の完成見学会となります。
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ご希望のお時間に予約が入らない方は、別途ご案内できるか調整いたしますので備考欄にその旨ご記入ください。
お申込み頂いた方には詳細をお送りします。
・・・・・プレゼント・・・・・
後悔しない家づくりに役立つ小冊子を差し上げます。
住宅会社選びに悩まれているならヒントが詰まった内容です。
商談中の方であれば工事店との打ち合わせに役立つ内容です。
メールアドレスの登録だけでOKです。下のバナーよりどうぞ。
家づくりにはたくさんの落とし穴があります。
建てる時には教えてくれないこともあります。
誰だって出来るだけ安く家を建てたい
それは当たり前のこと
でも、建てる時の費用を安くするための選択が
光熱費のやたらかかる、寒くて暑い家になってしまったら?
10年後、20年後に何百万とコストのかかる家になっていたら?
残念ながらそういったことが実際にあるのです
建てる前に知ってたら、こうしていたのに!
という事も少なくありません。
そんな悔しい思いをする人を一人でも減らしたくて
「家を建ててからかかるお金の話知っていますか」
という小冊子を作りました。
これを読んだうえで、
納得の家づくりをして頂きたいと、心から願っています。
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