• 長期優良住宅
  • 耐震等級3
  • c値0.40
  • HEAT20G1
  • 断熱等級6
  • ua値0.42

遠くの景色を独り占めする、2階リビングの家

ご実家敷地内に建てた新居です。人の視線が多い住宅地内に合って、プライバシーのためと日常で自然を感じられるようにと、2階リビングの家になりました。

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日中、素通しのガラスのままで過ごせる2階リビングは、遠くの山々を見渡せ快適な暮らしをもたらしてくれました。近くにあるマンションの上階は室内が分かるほどの距離ではなく、コの字の小さな庭に植えたシンボルツリーのアオダモが、2階に届くほど大きくなれば、窓から見える景色はより素敵なものなります。
 2階リビングの不安要素は歳をとって階段の上り下りがつらくなった時です。いつかはそんな日が来るかもしれないと、1階の和室を小さなダイニングキッチンに改修することを想定しています。そうすれば1階ですべての生活が完結出来ます。
 そんな現実的なことと同時に、欲しかった造作キッチンや造作洗面台なども実現し、細かなサイズ決めなど繰り返した打ち合わせを懐かしく思います。家族専用と割り切ることで広くなったランドリーや、冷蔵庫にお便りを貼らずに済むように磁石の付く壁をキッチンに設けたりなど、毎日の暮らしのプチストレスを減らせました。

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長細い形をしているこの家。リビングと子供室をつなぐスペースに宿題カウンターを造りました。大きな窓から見える遠景の山が気持ち良い。いずれはこの窓の前にシンボルツリーのアオダモが育ってくれて、木立越しの遠景の景色となる予定です。

小上がりの畳コーナーからLDを見た様子。造作ソファのある手前のリビングの向こう、ダイニングの壁際にはカウンターやヌックを設け、居心地の良い場所になりました。右側はキッチンで造作で造ったフラットなカウンターが圧迫感を無く、広く感じさせてくれます。

1階にある日当りの良い和室。窓外に見えている家庭菜園の作業時の休憩場所としてや、天井に見えている物干し金具を使っての洗濯物干しの場所となります。また、将来階段の上り下りが辛くなった時、1階での生活が完結するようにダイニングキッチンの場所としても用意しました。(隣は主寝室になっています)

造作洗面台と乾太くん を備えたランドリールームです。お風呂のドアの横にある扉は実はトイレです。脱衣場とトイレへの動線が同じになっています。本来は壁などを作って分けるところですが、家族しか使わない場所ということで、スペースを優先させました。念のためカーテン用の下地は用意してあります。

こだわりポイント

リビングには閉じられる小上がりの畳コーナーを設けました。ソファは造作で造り、奥行を壁と揃えたりアーム部分にコンセントを設けるなど、オリジナルならではの仕様です。

ダイニングの一角、カウンターとヌックコーナーです。カウンター横には本棚を造り付けにしました。カウンターの側板を背もたれにしたベンチ型のヌックを造りました。文字通りベンチとして使用するほか、側板を背もたれにして窓の外に目をやると、遠景の山々だけが視界に入る特等席になります。

造作キッチンです。シンクを備えたカウンターとコンロを備えたカウンターの2列型にしました。シンク側にはボッシュの食洗器を入れ、壁の奥にはパントリーを用意しました。パントリーは小さくてもあるととても便利に使えます。

コンロ側は収納する物に合わせたサイズの引き出しやオープン棚を造りました。一番奥の空いている部分には市販の収納ケースが入ります。(ダイニングから見えにくい)前の壁全面はマグネットの付くパネルです。

2階トイレの手洗いを兼ねた造作洗面台です。(鏡取り付け前です)子供室が2階にあるため就寝前の歯磨きなど用に用意しました。洗面ボールに厚みがあるので、コップなどはそこに置く予定です。ボール後ろの壁は桧を細いストライプ状に見える加工を施した羽目板です。

仕様

屋根 ガルバリウム
外壁 ガルバリウム 一部天竜焼杉
天井 杉板張り エッグウオール 他 
壁  ゆふ珪藻土 杉板 エッグウオール 他
床  桧 杉 竹 フロアタイル 

ギャラリー

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