国産材を使う理由

マルトが国産材を使う一番の理由は、それらで作られた空間がとても心地よく安心安全なものだからです。木には性能(調湿や断熱)や五感に響く心地よさ(香りや感触)があり、長く住み続けることが出来る強さも持っています。さらには再生可能な循環資源であることで、国産の木で家を建てることが人にはもちろん、森林に、川に、海にとその恩恵が一個人から地球全体へと繋がります。こうしたことからマルトでは国産材を使った家づくりをしています。

湿度の調整役

国産の桧や杉は、湿度の多い時期に湿気を貯めるという特徴があります。それが乾燥する時期に吹き出すことで、室内を程よい湿度に保つことができます。柱を見せたり、木の板を貼ったりすることは、見た目の美しさだけでなく、室内の湿度を整えることにもつながります。

湿度の調整役
ストレス軽減

ストレス軽減

木の香り成分 (※1) ※1 フィトンチッド:健康・癒し・安らぎを与える物質 (※1) には、

  • 精神を安定させる
  • 呼吸を整える
  • 交感神経の興奮を抑え、快眠を促す
  • 抗菌・消臭作用がある

といった効果があり、心身ともにリフレッシュさせてくれます。

高い断熱性で
家計にも優しく

杉や桧は高い断熱性を持っているため、冬でも床がヒヤッと感じません。また、暑い夏も寒い冬も快適な室温を保ちやすくなるので、家計にも優しいのです。

「柔らかさ」は
「心地よさ」

適度なやわらかさを持つ杉や桧の床は、無数のツボがあると言われる足裏を刺激し、心身をリラックスさせ疲れを癒してくれます。やわらかさ故、裸足で歩く事が出来ますので、夏は程よく冷たく、冬はほんのり暖かい、そんな心地よさも杉・桧の良さの一つです

長く住み続けることができる

木には鉄やコンクリートにはない「年月を経ても続く強さ」があります。「100年経った桧は100年。1000年の桧は1000年持つ」これは法隆寺の宮大工、故西岡棟梁の言葉で、「育った歳月の分だけ桧は長持ちする」という意味で、データでも裏付けされている事実です。その法隆寺の歴史はまもなく1400年。いかに木造建築が日本の気候風土に適しているかという事が理解していただけるかと思います。
さらに弊社では現代の技法をミックスした乾燥方法で「反り」や「割れ」を起こりにくくしており、木材の持つ本来の粘りは残しつつ、油分、香りを損なわない最適な方法で、木そのものにも長く住み続けられる工夫をしています。

長く住み続けることができる

暮らすほどに増す味わい

年月を経て出てくる味わい深さ、いわゆる「古美(ふるび)」の味わいも、木の魅力のひとつです。木からでる油成分が、「焼け」といわれるあめ色の独特の色合いを生みます。古くなる事が汚くなる事ではなく、味のある風合いとして現れてきます。家族と共に暮らしたキズが思い出となり、年を重ね味わいを深める我が家。家族と共に成長していくのも、木の魅力であるといえるでしょう。

暮らすほどに増す味わい

家族の未来を守る

山で育つ木は、酸素を供給してくれたり豪雨による土砂災害を防いでくれたりと、私たちの生活に恩恵をもたらしてくれます。また、酸素を供給しなくなった木は伐採することで建築材料に使え、新たに山に苗を植えることで良い循環が続きます。このように木を使って家を建てるということは、未来の環境を守ることにつながります。

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山で育つ木は生長過程で二酸化炭素を吸収する事で炭素を固定をし、酸素を供給してくれます。また、大地に根付く事で豪雨による土砂災害の発生を防ぎます。豊かな山から流れ出る水は滋養に富んだ水となり、川や湖や海で暮らす生き物を育み、その周辺で暮らす動植物にも恩恵をもたらします。
また、木は再生可能な循環資源という側面もあります。酸素を供給しなくなった木は伐採し、炭素を固定したまま(空気中に拡散せず)建築材料に使えます。伐採した山に新しい苗を植えれば、また成長過程で酸素を供給し、という風に循環し続けます。木は恐らく私たち人間が作ることが唯一可能な資源であり、この資源はバイオマス発電(岡山県真庭市が有名)の材料としても注目されています。もちろん地元の木を地元で使えば、余計な運送時のエネルギー(ガソリン)も使わなくても済みます。

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