後悔しないウオークインクローゼットの作り方

2021.01.12最終更新日:2025.12.26

まず、ウオークインクローゼットとクローゼットの違い

WIC
クローゼット

WICとクローゼットの違いについて、整理しておきたいと思います

上の写真がWIC。下の写真がクローゼット。

WICは文字通り歩いて入る収納部屋で、クローゼットは造り付けの収納スペースです

弊社では主にパイプハンガー付きの枕棚を設置します。

一番の違いはクローゼットは奥行きが決まってしまうため、布団とコートを一緒に収納するとなると、布団の奥行きに合わさなくてはいけません。

そのためコートの手前にはデッドスペースが出来てしまいます。

クローゼット

ではWICはどうでしょうか

WICは布団用の棚、洋服用のハンガーパイプを同じ場所(部屋)で収納できます。

ただし、クローゼットと比べ人の体を入れるスペースがいるので、同じ量の収納物を入れる時に必要となる面積が大きくなります。

WIC

面積が大きくなるという事は建築費がアップする要因になります。

さて、WICはどこに、どんな風に作るのが良いのでしょうか?

ウオークインクローゼットを作るには、あなたの1日の動きを想像してみましょう

WICをどこに作るかは、実はあなたの1日の動きの中にヒントがあります

朝、目覚めたらあなたは一番に何をしますか?

パジャマで家の中をうろうろしたくない、されたくない、から着替えが一番先

起きたらすぐに仕事に出かける服装に着替える

寝室横にWICがあると、すぐに着替えられるので便利ですね

仕事から帰宅したらあなたは一番に何をしますか?

手洗いとうがいを済ませたら、部屋着に着替えたい

そうすると2階のWICまで、わざわざ着替えに上がらないといけませんね

何となくおわかり頂けたでしょうか?

朝だけを考えるなら寝室横にWICがあると便利かもしれませんが、帰宅時を考えたら寝室の横にある理由は一つもありませんね。

よく建売やHMのサイトなんかで見かける、WICが入った間取りはこんな感じでしょう。

この間取りだと、朝起きてすぐに着替えて1階に下りるか、出勤前に改めて着替えに上がらないといけません

帰宅時は洗面でうがい手洗いをし、2階に上がって着替え、その着替えを持って降りて洗濯室に入れてからリビングにいく事になります。

ちなみに私は朝起きたらそのままパジャマ姿のまま朝食まで終え、歯磨き、洗顔、髪を整えて、さあ出かけるぞの直前に着替えます。

帰宅したらもちろん一番に着替えます。

そうすると、私にとってこの間取りは、あまり良い動線の間取りとは思えません。

では、あなたと家族に最適のウオークインクローゼットを考えよう

家族構成や行動パターン

まず先のように、家族の行動を観察するのが最初です。

朝起きてどうする?

帰ってきたらすぐ着替える?

子供は帰宅後、塾に行ったりする?

などいろんなみんなの行動を確認してみてください。

また、ご夫婦それぞれのお仕事もチェックポイントとかもしれません

製造業だと汚れた作業着で帰って来られる事もありますね

そうすると、家中歩き廻らないですむような所に、洗濯機とWICが欲しいですね

会社の制服だとかスーツを着てお仕事される方

朝の準備で汚したりシワになるのも嫌ですから、着替えは出勤直前がいいですね

帰宅後はすぐに着替えたいのでリビングや玄関近くがベストですね

子供さんはおられますか?

幼稚園・小学校低学年のうちは親の管理が多そうなので、親と同じWICが便利そうですね

中・高・大学生くらいになると、自分で管理してもらいたいので各居室のクローゼットか、居室近くのWICが便利でしょうか

でも、いずれは独立していなくなる前提なので悩ましいところですね

ご両親とは同居ですか?

すでに隠居生活に入られているなら、寝室と共にWICの場所は1階にすることが必須ですね

そして大事な家事目線

2階の寝室横にWICがある間取りを、ご自分に置き換えて、家事動線で想像してみて下さい。

朝起きたらまず、1階に下りて家族の食事や弁当の準備をする

やりつつ、2階に上がって寝室や子供室の洗濯物の回収

洗濯機を回して干し終わったら、2階に上がって出勤準備

帰ってきたら、2階に上がってまずは自分の着替え

洗濯物を取り込み畳み、2階に片付ける

1度では持って上がれないので、何度かに分けて、2階の各部屋へもって上がる。

想像するだけでかなりのストレスではないですか?

WICの設置場所は実は、家事目線で考えるのが一番良いのではないかと思っています

家事は同時進行やつながりで行うことが多い行動です

家族のWICが、1階の洗濯室の横にあったらどれだけ便利な事でしょう。

ウオークインクローゼット、おススメの間取り        

ウオークインクローゼットの理想の間取り

上の間取りのルームツアーはこちら ↓

理想は1階に家族で使うWIC(ファミリークローゼット)を設置が一番だと思います。

近くに洗濯室があり、洗濯干し場やランドリールームも近くにあればなおいいと思います。

花粉などの家への進入を出来るだけ防ぎたい方なら、玄関近くに設置しすぐに着替えが出来るのも良いと思います。

恐らく洗濯機がある近くには洗面化粧台などもあるでしょうから、帰宅時に一番に手を洗うなど出来ますので衛生面的にも良いです。

しかしながら、WICは同じ収納力なら面積が大きくなるというデメリットを最初に書きましたが、その問題が大きく影響するのが1階設置です。

一般的に1階には、LDK、玄関、お風呂、洗面脱衣などたくさんの部屋が必要になります。

逆に2階には、寝室と子供室程度ですから、2階は面積的に余裕が出来ます。

基本的に1階の面積が大きくなればなるほど、家の価格は上がってきます。

平屋が贅沢と言われるのはこういう点からなんですね

そういった事情も踏まえながら、弊社のおすすめする寝室とWICの配置を下記に書きます。

出来るだけ使いやすいウオークインクローゼット


予算や敷地の大きさ、使い勝手などでチョイスは変わってきますが、ご自身の状況に応じて考えて見て下さい

使い勝手や老後の事を考えると、平屋を建てるのが一番かなと思います

ですが、敷地面積や予算的に厳しいことが多いでしょう

可能であれば、1階に寝室を持ってきて、家族のWICを1階に設置する

それでもまだ厳しい場合は、WICを夫婦専用にして小さくします

子供は各部屋、もしくは2階に子供用WICを設置します

あるいは、寝室を2階に上げて、家族のWICを1階に設置します

この場合は1階に将来、寝室として使えるようなスペース(例・和室)があるのが望ましいですね

それでも敷地・予算的に厳しい場合は、全て2階に配置し、出来るだけ階段に近い場所にWICを設置する。

このような感じで考えて頂けば良いかと思います。

基本的にWICの設置場所は家事目線が正解だと思いますので、寝室の位置よりも洗濯室やLDKとの相関関係が重要です。

例えば、2階リビングのお家で、お風呂や洗濯室も2階にあって、洗濯干し用のランドリールームが2階にあるなら、間違いなく2階設置の方が良いです。

逆に、2階リビングであっても、お風呂や脱衣室、洗濯室も1階になるようなら、これは1階の方が良いですね。

配置や考え方によって、デメリットとメリットが逆転するウオークインクローゼット

WICは同じ面積では収納力がクローゼットに比べて落ちますが、家族のWICにすれば家事動線はラクになります。

家族のWICは集約出来て家事動線はラクですが、着替えると言う意味での家族のプライバシーはほぼありません

子供室のクローゼットはプライバシーは守れますが、家事動線が面倒になる可能性が高いですし、子供が独立した後の使い方を考えておきたいところです

洗濯室に近いWICであっても、干し場が遠かったり、キッチンやリビングから遠いと家事ラクにはなりません。

収納力が若干落ちるとはいえ、少し大きめのWICが造れると、衣服だけでなくカバンやフトンや季節物など全てが収納でき、その他の収納を減らすことが出来、スッキリとした間取りになります。 

ウオークインクローゼットのまとめ

つまり、、、

WICは単体で考える部屋ではないということです

家族の暮らしに複雑に関係してきます。

単に着替えをする場所と捉えない方が良いですし、流行っているから採用しようってものでもありません

クローゼットもそうですが、各居室に収納があるのが普通と思われている方が多いですし、そういう作り方を我々の業界も提案してきたのですが、決して間違いではないものの、正解でもないのです。

家族の動き、暮らし方、それと一番大事な家事動線を考えながら、他の部屋との繋がりや一番使い勝手の良い配置を検討する事が重要です。

おまけ ウオークインクローゼットを作るならこの素材がおススメ

板貼り内装のウオークインクローゼットの画像
収納用杉板を天井や壁に使ったウオークインクローゼット

冒頭の画像でも使っていましたが、ウオークインクローゼットにおススメの素材はこちらの板壁です

弊社では収納用杉板壁と呼んでいますが、リビングの壁などには使えない、またリビングなどとは施工方法も違う、いわゆるB級品のような杉板です

B級品とは言ってもれっきとした無垢の杉材です

調湿作用に優れているのでビニールクロス貼りの天井や壁に比べて安心です

また、板壁なのでご自分で釘などを打ってもらえます(DIYがしやすい)

どんな素材か見てみたい方は、モデルハウスでも使っているのでお申込みください!

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